今回の米国出張、滞在が長期に渡った為、現地で同僚のデスクを借りて仕事をする機会がありました。で、用意されていたのがスタンディングデスクでした。1週間利用してみた、ざっくりの感想をまとめてみました。
■スタンディングデスク環境はこんな感じ
環境はこんな感じです。

スタンディングですが、机の右側の箇所に上げ下げボタンがあります。高さが表示されるパネルもありますので、毎回同じ高さに調整できます。上げ下げ可能により、時にはスタンディング、時には座ってと臨機応変に変更できるわけです。この席は管理職用でしたので、周りは高いパーテーションに囲まれた半個室型、故に他人の目を気にする必要はありません。
ですが、同じ役職の他の席は誰一人スタンディングにはしてなかったので、レアな設定、個人の好みなのかしらと思っていましたが、非管理職のブースでは、スタンディングデスク並みの高さの固定机にハイチェアで座る(必要ならスタンディングで対応する)形式になってました。何が正解なのか?この会社がそもそも正解なのか?と色々考えてしまったが、次回行ったら、みんなに各人の趣味嗜好でも聞いてみようかなと。
■メリット
さて、まずはメリットです。
●朝から攻めてる感ありあり
私は、残念ながら、経費抑える為にホテルから徒歩と電車で通勤してましたが、車通勤の場合、通勤直後にまた座るとまったりしそうですよね。ですが、立ってると、しゃきっと、簡単なこと、すぐできることに取り掛かれます。例えば、前日のメールの確認と返信可能な簡単なものは返す感じです。こんな単純なタスクも、スタンディングでやると、気のせいか、サクサク進みます。潜在意識の中で、立って仕事しているから直に疲れるだろう、なので、どんどん簡単なものは片付けてしまおうという意識が個人的には働きます。
●眠くなる時間帯の生産性減少を回避できる
ランチ後、誰もが眠くなります。私は、米国に出張にいった際、大人数の会議、トレーニングの時には、できれば、後ろの方に座り、眠くなると立ち上がって話を聞くことがあります。同じことをする同僚を見て、これOKなのか?と気づいて始めました。まず、立ってる限り、眠気はかなり消し込めます。まさに、スタンディングデスクであれば、このコントロールが可能です。ランチ後に眠い場合は、5-10分仮眠し、その後はスタンディングで仕事をし、疲れたら、コーヒーを飲みに休憩するというルーティーンで夕方まで回してました。
●運動不足も多少は解消できそう
1日6時間立っていると54kcalを多く燃焼とあるように、多少なりとも運動不足の解消になりますね。アメリカ人は基本的に自動車移動が多いので、積極的にスポーツを趣味にしている方を除くと、運動不足は否めないでしょう。1日6時間はちょっと多いかと思いますが、それでも3時間程度、朝のスタートアップの1時間、昼食後の2時間ぐらいをこなせば、いいのではないでしょうか。
■デメリット
英語で、StandOutは目立つという意味です。スタンディングデスクは、個室のような目立たない環境でないと、やはり、浮いてしまいますね。特に日本のように向かい合わせ、隣り合わせの席が近い場合、どうしても周りを見下ろす感じは偉そうな印象を受けてしまいそうです。
あとはコストでしょうか。おおよそ5万円ぐらいはするんでしょうか。これを会社でもってくれればいいですが、自分で買ってきて、手配してとなると若干の気合が必要ですね。途中でもやめにくいですし。卓上型の簡易版もあるのでしょうが、上げ下げボタンでうぃーん、うぃーんと操作するのがかっこいいんですよね。。。
まとめ:スタンディングデスク、個人的にはありな感じ
卓上型のスタンディングデスクでスモールスタート、そして、周りに部下がいない時間帯に始めてみるのもよいような気がします。そして、まずは家で入れてみるか、ですかね。乞うご期待ください。