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B2Bマーケの理論化で先行する欧米の最新情報に触れよう

B2Bマーケティングでは、欧米が一歩先を走っているというのが一般的な認識です。もちろん、最新の手法や考え方がそのまま日本市場に当てはまるとは限りませんが、欧米のマーケターが注目するトレンドをキャッチアップしておくことは、打ち手の幅を広げるという意味で非常に有益です。

筆者自身、欧米企業の日本法人でB2Bマーケターとして10年以上のキャリアを積んできましたが、欧米のフレームワークや用語を英語ベースで理解していないと、本社とのやり取りで苦労する場面が何度もありました。本稿では、そんな経験を踏まえ、欧米のB2Bマーケターがチェックしているであろう情報発信サイトをカテゴリー別に紹介します。

■調査・コンサルティング会社(戦略・フレームワーク系)

B2Bマーケティングの上流設計、すなわち戦略やフレームワークを学ぶなら、まずこの2社は押さえておきたいところです。詳細なレポートは有償が多いですが、将来志向・戦略志向の視点を養うには欠かせない存在です。

SiriusDecisions(現:Forrester傘下)

B2Bマーケターなら知らない人はいない「Demand Waterfall」というリード管理のフレームワークを生み出した会社です。このフレームによって、マーケティングと営業部門を横断したリード管理の概念が業界に定着しました。筆者も2010年前後に米国IT企業の日本法人でDemand Generationを担当していた際、グローバル全体でこのフレームを踏襲していました。転職面談でのパフォーマンス説明など、共通言語として使えるのも大きな強みです。フレームの改訂はそう頻繁ではありませんが、変更があればチェックしておくことをお勧めします。

Forrester

筆者も米国でのマーケティング全体会議でForresterの方が購買プロセスに関する講演を行ってくれたことがあり、非常に印象に残っています。戦略レベルの動向把握には必須と言えるでしょう。Account Based Marketingに関する考え方、そして、B2Bマーケティング組織について、機能別でCapabilityをチェックしてく為のフレームワーク(https://www.forrester.com/report/defining-b2b-marketing-capabilities/RES175889)など、大変参考になります。Forresterと同じような位置づけとして、Gartnerもありますが、SDを取り込んでいるForresterが一番参考になるでしょう。

■総合マーケティングサイト(B2B・B2C混在)

B2B専門ではありませんが、実務レベルの戦術や現場担当者向けのコンテンツが充実しており、汎用的に活用できるサイトです。

MarketingProfs

Podcastで知ったのがきっかけですが、マーケティング戦略の上流よりも、現場担当者レベルが理解すべき戦術系コンテンツが揃っている印象です。B2Cの話も混在しますが、リソースライブラリーの検索機能でB2B関連に絞り込みができます。Podcastで効率的にインプットできる点も便利です。また、年次でB2Bマーケター向けのフォーラムを米国で開催しているようです。

Content Marketing Institute

MarketingProfsと同様、B2B専門ではありませんが、コンテンツマーケティングについて網羅的に押さえられるサイトです。幅広い視点でコンテンツ戦略を学びたい方に向いています。

B2Bマーケティングに特化したサイト

実はB2B専門に絞ると選択肢は多くありません。その中でも注目しているサイトを紹介します。

B2B Marketing

その名のとおりB2Bマーケティングに特化したサイトで、筆者も最近定期的にブログをチェックするようになりました。MarketingProfsと同様、プロフェッショナル向けの戦術系コンテンツが中心です。Podcastも始めていますが、コンテンツ数はまだ少なめです。

Demand Gen Report

デマンドジェネレーション分野に特化したメディアですが、正直なところコンテンツの質はやや物足りない印象です。あくまで参考程度に。

■マーケティング・テクノロジーベンダー(実務オペレーション系)

調査会社や独立系サイトとは異なる切り口として、ベンダーのブログも実務のキャッチアップに有効です。大手企業になれば、製品紹介に留まらず、課題喚起やトレンドを踏まえたコンテンツが充実しています。また、YouTubeやイベント収録動画で具体的な操作方法も学べる点が大きなメリットです。

  • HubSpot(SFA/MA):実務レベルのテンプレートやノウハウが豊富。とにかく量・質ともに充実しています。
  • Marketo:MA領域の実践的な情報発信で定評があります。
  • Salesforce:CRM・SFA領域のブログは規模も内容も充実しています。
  • SEMツール(Moz、SEMrush、Ahrefs、Neil Patel):SEO・SEM領域の実践的な情報源として定番。
  • Zinfi(PRM):パートナーリレーションシップ管理の情報は少ないが、この分野では良質なコンテンツを提供しています。

■ 支援会社(自社商材・機能に近い北米エージェンシー)

自社の商材分野や必要なマーケ機能に近い北米の支援会社のブログは、特に実務に直結するヒントを得やすいカテゴリーです。但し、B2Bマーケティングを謳っている支援会社であっても、デジタルマーケティング寄りの会社も多く、テクノロジーベンダーでの切り口と同様に、専門分野での強みを理解した上でフォローすべきブログサイトを見ていくのが良いでしょう。

Animalz

米国B2B・テック・スタートアップ向けのコンテンツマーケティング支援会社。コンテンツSEOに関する知見が豊富で、ブログの質が高いです。

Kalungi

B2B SaaS系のマーケティング支援会社。特にYouTubeチャンネルのコンテンツが充実しており、動画でのインプットが好きな方におすすめです。

B2B Refine Labs(注目中)

最近注目しているのがB2B Refine Labsです。デマンドジェネレーション領域での独自の視点が面白く、今後追いかけていきたい存在です。

 

欧米の情報に直に触れることのメリット

欧米企業の日本法人でB2Bマーケターとして働く場合、英語でのフレームワークや用語の理解は欠かせません。本社との英語電話会議で「Social Sellingとはどういう施策か」「このキャンペーンが狙うファンネルはどこか」といった議論に即座についていけないと、「日本は例外」としてキャンペーンの対象外になるなど、投資が回ってこないリスクすらあります。

こうした背景から、欧米B2Bマーケの最新動向を継続的に把握することが重要です。中途・プロフェッショナル採用が前提となるB2Bマーケティング職では、日々の情報収集を通じた鍛錬が求められます。

余談ですが、かつて社内に毎週金曜日にB2Bマーケ関連コンテンツをキュレーションしてメール共有してくれる方がいました。グローバルのDemand Generationセンターのヘッドで、各地域のフィールドマーケとの円滑な連携を目的とした取り組みだったのでしょう。B2Bマーケ組織を牽引する立場になれば、こうした「学習の仕掛け」を作ることも一つの施策になるかもしれません。

最後に、今回はB2Bマーケティングのブログ、ウェブサイトをまとめていますが、B2Bマーケターであれば、B2Bセールス分野のブログ等を通じて、営業のフレームワークを理解しておくのも良いでしょう。機会があれば、これについても追記できればと考えます。

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