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新人マーケターこそ、SNS企業アカウントを運用してみるべき理由とは?

個人的な経験ですが、一般的に企業のSNSアカウントを自社で運用する場合、広報・PR担当が担当しますね。ですが、SNSは新人マーケターにやってもらってはどうでしょうか?という考えをまとめてみました。その理由は次の3つです。
 

●マーケターの仕事=誰かに何かを伝えることの機会が最大化できる

 
マーケターの仕事を極限まで抽象化すると、それは誰かに何かを伝えること、ですね。営業も、エンジニアも、誰かに何かを伝えているわけですから、もう一歩具体的に言えば、ブロードなコミュニケーション・チャネル、プラットフォームを通じて、誰かに何かを伝えること、と定義できます。
 
ですが、実際に、これを実践できる機会は、かなり限定的ですね。例えば、記事化に向けたメディア取材を受ける、多くの参加者の前で自社の製品紹介を行うセミナーで公演する、自社の専門的なブログ記事を執筆する、これらはそれなりの専門性と経験を持った上で対応できますが、新人マーケターにとっては提供されることのない機会でもあります。
 
一方で、SNSの場合、数日考えて配信したツイートであろうと、表向きにはOKです。また、仮にツイートする前にチームメンバー、上司がチェックをしてもよいわけです。コアになるコンテンツは専門的なポジションが作成済みですから、それをどうメッセージアウトするか、だけですが、それこそ、マーケティングとしての経験、鍛錬の場と言えます。メールマーケティングを担当してもらうという手もありますが、最近のメールマガジンはHTMLでの画像訴求の高度化もあるので、次のステップとして捉えるべきかなと個人的には考えています。まずはSNSからで。
 

●自分で情報を集める習慣、ネットワークが構築できる

 
SNSでの情報発信はハードルが低い分、様々な情報を配信できます。もちろん、情報の受け手である自社のステークホルダー(堅い言い方)にとって、何らか有益な情報でなければなりませんが。メールマガジンですと、どうしても、案件創出・販売促進を外せないですが、SNSであれば、例えば、ブランド認知として自社の歴史、トリビアを発信するといった様に、まさにお題のない練習問題、ゼロから、自由に考える鍛錬がつけられます。
 
そして、発信情報は誰かが勝手に提供してくれるわけではありません。SNSで配信頻度が高い場合、常にネタを探すアンテナを貼り、ネットワークを構築しておく必要あります。例えば、営業やエンジニアが社内で情報共有するコンテンツを社外に発信できないか、考えたりするわけです。更に、それらの情報の中から受け手にとって有益な情報を精査する練習もできるわけです。マーケティング内部で分業化が進んで今、情報を集めて、加工して、発信して、反応を見るという全行程を体験できる機会は限定的ですからね。
 

●マーケターとしての常識を学べる

 
SNSの場合、ライトではありますが、すくなくとも社外向けの情報配信となる為、一定の常識も求められます。SNSガイドライン(言うべき、言うべからずの境界線)が未整備であれば、これの整備から始めても良いでしょう。最近では、企業アカウントの代わりに、個人のアカウントでの自社の発信とプライベートの発信を混ぜる場合もありますが、これですと、個人的には良くも悪くも中途半端な気がしますので、やはり、企業アカウントとして発信してもらいましょう。
 
ちなみに、ガイドラインですが、これをゼロから考えるのも大変ですから、PR分野でのリスク管理としてレピュテーションコントロールに長けた欧米の企業を参考にしてみるのが良いでしょう。例えば、”インテル入っている?”で有名なCPUメーカー・インテルのソーシャルガイドラインがこちらです。インテルはいわぶCPU業界ではNo.1、巨人企業であり、影響力もありますから、独禁法といった観点からもコンプライアンスを再重視する企業ですので、かなり、厳格にSNSのガイドラインを定義していると考えられます。
 
Intel ソーシャルメディアガイドライン
 
幾つか抜粋ですが、参考になる点です。
・機密情報を書き込まないこと
・真実、語弊がなく、主張内容に根拠があること
・自分と自社の関係を開示すること
 

■最後に新人マーケター=中途新入社員でもOK

 
ちなみに、ここまで新人マーケターにSNS担当をということで書いてきましたが、これ、若手社員に限定する必要もありません。実は部下それなりの人数ありの筆者ですが、今、SNSの中の人をやっています。その理由は、これまでと異なる業種、分野の会社に転職してきたからです。この意味で、この商材・サービス分野では新人なわけです。
 
もちろん、SNS担当を中期的に継続するつもりはありませんが、中途新入社員で、すでにマーケターとして一人前であっても、自社の商材理解を促進するのにSNS担当を短期的にやってもらうというのもありなのではないでしょうか?