デスクワーカーにとって、パソコン環境は生産性を左右する重要な要素です。新興系企業やネット系企業を除けば、会社のパソコンは会社支給が多いのではないでしょうか。そうすると、ワーカーにとってのパソコン環境の工夫余地は、ディスプレイ、キーボード、マウスです。今回は初めて使い始めたトラックボール型マウスの利用感想をざっくりまとめてみました。
■トラックボール型マウスに興味をもった経緯
そもそも、マウスへのこだわりを持ち始めたのは、数年前に海外出張時でロジクールのM510を同僚が使っているのを見てから。その後、自分でM510、そして、ボタン割り当ての多いG602を利用してきました。
今の会社に転職して、1年半が経過し、職場でのディスプレイ環境は手元パソコンとモニターディスプレイが2台の3画面。CRM、Marketing Automation、BIツール、メール含むオフィス系ソフトを利用する中で、とにかく、モニター間でのマウス移動が多くなった。その為、G602では腕に負担がかかるようになった。
そんなある日、社内のスーパー・プリセールがKensington ExpertMouseを利用しているのを発見。その方も私と同じようにパソコンと2台のモニター使いだったので、じゃあ、 私も試してみようとなりました。
■トラックボール型マウスの選択ポイントは?
マウスは操作感がとても重要なので、ビックカメラで毎回実機に触ってから購入します。で、早速、店舗で候補探しをしてみると、マウスの選択ポイントは以下の3つであると気づきました。
トラックボールが大きいKensington系、マウスとの一体感を重視した、大きさは抑えめのLogicool、Elecom系があるのですが、私は会議も多いので、大型マウスは選択肢から外しました。初心者でもあるので、心理的にもドデカマウスはちょっと恥ずかしい感もあったため、敬遠しました。
■エレコム トラックボールマウス DT2DRBK を使い始めて、2週間の感想
トラックボール型マウスも初心者でしたので、まだピンポイントでのカーソル移動の慣れがまだ身についていない状態、最初の2週間での感想ですので、参考になるかわかりませんが、これからトラックボール型マウスを検討してみたいという方でご参考になる部分があれば、嬉しいです。
●トラックボールでしかカーソルの移動ができないという盲点
トラックボール型マウスの初心者として盲点でした。。。他の製品の使用は知りませんが、この製品の場合、トラックボールでしかカーソルは移動できません。はい、トラックボールと通常のマウス移動の2つが利用できると思ってましたが、そうではなかったです。大き目のカーソル移動をトラックボールで、最後のカーソル合わせをマウス移動でといったハイブリッドはできません。
●正確なカーソル移動にはマウス設定の工夫と2本の指で
初期設定ではトラックボールによるカーソル移動は意外に重めの操作感でした。その為、ピンポイントへのスピーディーな移動に辛さを感じます。そこで、エレコムのマウス設定ソフトでマウスポインタの速度、左右スクロール速度を速め(=軽め)に設定すると、自分はより使いやすくなりました。また、指1本でトラックをコントロールするのは意外に難しいので、2本(私の場合は中指と人差し指)で対応しています。
●ピンポイント操作が難しい分、ショートカットキーの重要性を再認識
まだ慣れていないのか、ピンポイントでのカーソルあてに難しさを感じます。そして、気づいたのが意外に多い、ショートカットキーで代用できる操作にいちいちマウスで対応していたことです。例えば、メールやオフィス系ソフトの頻繁な処理、ウィンドウの最大化、マルチディスプレイ間でのアプリ画面の遷移など、マウスでいちいち対応しているわけです。そこで、これらの操作をショートカットキーに置換、キーボードとマウスの切り替え頻度を大幅に削減しました。
●狭い場所で使いやすいが、持ち運びはかさばる
私は基本的に外出先でもマウス派で、好きな喫茶店はドトール、はい、席狭めですね。狭めの席でこそ、トラックボール型マウスの利点が活きますが、一方で、トラックボールがある分、マウスは必然的に大き目です。トラックボール型を持ち運ぶべきか、いなか、悩みますが、外出的での作業時間が1時間未満であればパソコンのタッチバッドでといった割り切りをしています。あと、会社は席は広めですが、自宅の仕事部屋は狭いので、狭い仕事環境の方には良いと思います。